第1章 出会い

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昭和40年代の頃は、『キャットフード』などという洒落たものも、猫用のベッド、トイレシートなどはなくて、 拾われてきた『タマ』は、私か妹の使っていた哺乳瓶で『牛乳』を口に含まされ、段ボール箱に古びた座布団と毛布を敷き詰められた『寝床』で育てられた。 まだまだ小さなうちは祖母が、砂場の砂を敷き詰めた『トイレ』を『寝床』の傍に用意して『用足し』をさせていたが、段々育つに連れて、我が家の小さな庭に出して『用足し』をさせる様になっていった。
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