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乱舞
鏡に映る二つの影
互いに求め合い
許し合い
愛し合いながら
朧に揺れる光の中で
乱れ舞う二つの影は
溶け合いながら
一つに重なり合う
日常の仮面を剥ぎ落とし
不要な言葉を削ぎ落とし
純化した衝動に身を委ね
奥深く繋がる事で
浮彫となる数多の想い
それを映し出す
あなたの白い肌は
映し鏡の様に
そこに触れた僕に
柔らかな温もりと共に教えてくれる
愛を求めるのなら
今ここにあるのだと
乱れる程に想いは純化し
舞い続ける程に愛は深化し
朧な光に照らさる一つの影は
やがて二つに分かたれるその時まで
夜の狭間で乱れ舞い続ける
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