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それなのに、黒崎の言葉には逆らえず、ルナはぐっと口を綴じる。 「いい子だ」 音を立てて額に口付けられる。 必死に自分の欲を抑え込んでいるのに、こんな風に触れるのはずるい。 黒崎の身体で顔を隠すように抱きつくと、優しく丁寧に抱き上げられ、黒崎は部屋を出た。
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