1299人が本棚に入れています
本棚に追加
車の中でも信号で止まる度に何度もキスをした。
耐えきれず自分で屹立に触れようとすると、「ステイ」とまたコマンドで制され、もう身体の中が煮えるように苦しかった。
だから、家に入った時にはもう限界を超えていた。
玄関のドアが閉まると同時に黒崎の身体を力づくで押し倒し、その上に跨る。
「くろさ、きさん……」
「ベッドまでは、もう無理か。よく頑張ったな」
大きな手でルナの頭を撫でながら、黒崎はボトムの前を自ら寛げた。下着の上からでも形が分かるほど膨張した熱を見て、ルナの口から熱い息が漏れる。
「くろさ、き、さん……」
「慎だ。呼べ、朔」
「じ、ん……、慎」
「いい子だ」
家で行為をする時だけは、仕事の関係ではなく、慎と朔として抱き合う。
店のスタッフとは決して性交を行わないと決めている黒崎が、自分のためだけに曲げてくれたルール。
下着の中から黒崎の屹立を出すと、ルナーー朔ーーは躊躇うことなく一気に自分の中へと受け入れた。
「あ、ああっ……」
待ちわびた感覚にすぐに視界か明滅する。
「挿れただけでイったか」
最初のコメントを投稿しよう!