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(興味本位? 道楽? なんでもいい。偽物の発情期と思われる方が俺にとっては都合がいい)  時間は21時。予約時間までまだ1時間もある。  予約時間に合わせて夕食後の抑制剤は飲まなかった。計算通りなら丁度22時頃に発情するはずだった、がーー。 (二週間も、抑えてた反動……かな)  すでに身体が熱くなりはじめている。  ルナはベッドの上で寝転がりながら、太腿をすり合わせた。下着が濡れているのを感じ、呼吸も荒くなる。  ルナがいるこの部屋はガラス張りのシャワールームとキングサイズのベッドがあるだけのシンプルな部屋だ。  クルクスには全10室のプレイルームがあり、客の要望に合わせて電車内風の部屋やSMプレイルームなど好きな部屋が選べるが、発情プレイのオプションをつける時は必ずこの部屋だと決められている。  一番端にあるこの部屋は他のどの部屋よりも頑丈な作りになっており、防音効果も高い。ドアの鍵は特注で、合鍵を作ることは不可能。内側からは簡単に鍵の開閉ができるが、外からは鍵なしでは決して開かない。鍵は黒崎が管理している。  部屋の鍵も首輪の鍵も黒崎が持っている。そう思うだけで、なぜか少しだけ安心できた。     
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