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 今すぐにでも押し倒して上に乗りたいのに、それを我慢できているだけでも褒めて欲しいぐらいだ。 (客……名前……なんだっけ……。誰でもいいか)  さっき黒崎も客の名前を言った。何度も指名してくれているので自分も覚えているずなのに、出てこない。でももう誰だっていい。  シャワールームのドアを閉めると、黒崎はそれ以上何も言わずに部屋を出た。鍵が閉まる音を聞くと、ルナの理性は焼ききれた。 「ルナ……積極的だね……」 「うるさい」  まだ戸惑っている客をバスマットの上に押し、まだ緩くしか勃ちあがってない雄を舐めしゃぶる。  もっと硬く、もっと熱くなれと音をたてながら激しく口淫すれば、客の屹立はすぐに口をいっぱいにするほど膨張した。 「こんなルナ、はじめて見るよ。いつもはもっと冷たいのに。そんなにこれが欲しいの?」  そう言いながら、客はルナの頭を押さえつけた。 (分かってるなら、口じゃなくさっさと尻に入れろ)  内心文句を言いながら、ルナは男の屹立を強く吸い上げた。  冷たい、という言葉通り、普段のルナの接客態度ははもっと冷めている。  明るい茶髪と二重だが軽いつり目と整った鼻梁は写真映えするだけでなく、実際に会っても美人だと言われる。身長もさほど高くなく華奢な体型なので、女装プレイのオプションは好まれた。     
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