銀鎖の茜は九十九に重なりて床に臥す
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――――――頃合いだ。 もう終わりだ。 後は瞳を閉じて終わり、それだけ。 嗚呼さようなら今世今生。 まったくもって心躍らなかったが、最後のこの空だけは美しかった。
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