0人が本棚に入れています
本棚に追加
学園のチャイムが鳴り、授業が終わった事を告げて教室が雑談で溢れかえる。
「ねぇー切?」
「…。」
「ねぇってばっ!聞いてるの!?切ッ!!」
「…え?あ?呼んだ?」
「さっきからずっと呼んでんだけど!」
「…あぁ、ごめん考えごとしてて…」
神鳥 切は昨日の違和感が頭から離れず、記憶から絞り出そうとするが全く記憶にあてがない状態、上の空だった。
「聞いたよー!為心と仕事場一緒なんだって?世間って狭いねー!」
「うん。そのくだりもう使われ過ぎて流石にここまでは使えないからフラなくていいよ。」
「ちょっと待ってよっ!私そのワードから入らないと紹介してもらえないんだから!」
「なんだその設定は!?」
余りにも現実味が薄い会話だった為、神鳥 切は驚いた。
上条 灯とは苦い思い出として残っている。
今から約1年前…
最初のコメントを投稿しよう!