1 決意の確認 前編

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「……我が友、そして永遠のライバル恵くんよ…俺はお前からそんなくだらない質問が出てきて悲しいよ。」 「なんでだよ。こっちは気使ってずっとそこには触れてこなかったんだぞ。」 「俺がお前に求めるのはいつも俺の予想裏切る面白さがあるからだよ。」 「チっ!」 須堂 恵は舌打ちをし、神鳥 切の冗談に付き合う事にした。 「ごめん!俺が悪かった。じゃー初めから聞き直すわ!……切はさー…なんで非養子になろ…」 「ごめんなさい。私が悪かったです。求めすぎました。駄洒落ほどつまらない物はお前に1番求めてない!しかも言葉合わせただけで非養子ってなに!?初めて聞いたんですけど!」 「お前が変な事言うから言い直してやったのに。」 「確かに予想を遥かに超えたけど俺がお前に求めてるのは断じてその超え方ではない!」 高校時代からの友人「須堂 恵」(スドウ ケイ)は栗色の髪に前髪が上がった短髪で身長は高く、そして実家が美容室を経営していることもあり、元々持っている潜在能力が高い為、感性、技術に関してはどれを取っても才能があり、いつも洗練されたカットの技術に神鳥 切は驚かされる事がとても多いのだ。 そして2人のくだらない会話が続く中、突然教室の扉が勢い良く開く音がした。
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