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12月14日、昼の12:00…
北風が粉雪を抱きながら窓を叩く、
私は眠い目をこすりながら立ち上がり、白くなった窓に落書きをする、
透明になった文字の所から外を覗くと、昨日まで下にあった赤い車が見つからない、
粉雪が空から降りてくる、降りて、降りて、降り積もる、どうやら私の知らない間に雪は降り続き、外は雪景色になっていた、
そう言えば誰かが言っていた、遠い昔雪が雨だった頃、誰にも気づかれず、寂しそうに大地に降り注いでいた、
そんな雨に色を与えたのは季節外れの真っ白い花、寂しそうな雨に自分の花ビラを与えたそうだ、
以来雨は白色の雪と変わり、白い花とは友となった、
神雷薫子、、今どこにいる…
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