1人が本棚に入れています
本棚に追加
あらすじ
AIによる自由音楽の誕生により、完璧な感情演奏を簡単に再現できるようになった。人々は楽器を手放し、〝音色の匣〟と呼ばれる装置に自分をインストールさせ、手軽に自分の音楽を楽しむようになった。
14歳のノアは自分に嘘をつけない、いつだって大真面目な男子中学生。それゆえに幼い頃から自分だけにしか聴こえない微弱なノイズ音にずっと悩まされてきた。だがある日の夜、風変わりな形をした黒い音色の匣を前に、美しい音を奏でる男と出会う。名は〝ショパン〟 不思議なことに、男の演奏が聴こえるのは自分だけ。それにどこか危険な音色のようにも聴こえるが…?
最初のコメントを投稿しよう!