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「奇遇だね! その漫画、俺も持ってるよ!」
イケメンの目が輝く。
「え」
唯ちゃんと吾輩の目が点になる。イケメンは止まらない。
「いやー、みんな読んでないんだよねー! 面白いのにねー!」
そらそうだろ! 読んでる男なんてイケメンの総人口よりマイノリティだよ!
「俺ヒーローの響くんが好きなんだよねぇ!」
どっちもヒーローだよ!
彼女は衝撃で声を失っている。
「あぁ、突然ごめんね。ゆっくり話したいからライン教えて?」
イケメンと唯ちゃんはスマホを取り出し瞬く間に連絡先を交換する。
……奇跡の現場に立ち会ってしまった。
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