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彼女の大学は自宅から2キロほど離れた場所にある。本当はもっと偏差値の高い大学を目指していたが、少々二次元のイケメンにうつつを抜かし過ぎたため、センターで転んでしまった。
そんな唯ちゃんはサッカー部のグラウンドに向かう。不審に思いながらついていくと彼女の視線の先にドリブルをしているイケメンがいる。ほおを染めて眺める姿は不審者である。
いや無理て! 何してんの? 馬鹿なの? 見ないよお前の事なんか!
ウットリと彼を見守る姿は見るに耐えない。吾輩はすごすごとその場を引き返した。
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