茶トラのユーリー

ホームセンターの子猫

ある日、僕はホームセンターへ行った。壁にヒビが入っているので、コーキング剤を買いに来たのだ。精算を済ませて外へ出ようとするとその一角で子猫たちがケージの中にいる。いろんな毛色をした子猫は起きてうろついていたり寝ていたりする。
僕はそのケージのそばを離れずに子猫たちを見ていた。その中から元気よさそうな個体を１匹引き取ると、それを箱に入れて猫の餌やトイレ砂を追加購入して家へ帰った。
家に帰った僕は、子猫を家の中に放した。子猫は物陰に隠れながら、そこからニャーニャーと鳴いた。その間に餌を皿の上に置き、お菓子の空き箱を用意するとそこにトイレ砂を入れた。子猫がなかなか外へ出ないので、僕はほっといておいた。その後、壁を直したら飯・風呂を済ませて寝た。
次の日の朝、トイレを覗いてみると糞があった。僕は、それを取り除き、ビニール袋に入れた。餌もしっかり食べてある。でも、猫はソファの下で鳴くばかりで外へ出ない。僕は、新しい餌と水を用意すると朝食を食べて出勤した。 晩になって帰ってみると餌が減ってる。相変わらず物陰からニャーニャー鳴くばかりで僕の所へ来ない。僕は、飯と風呂を済ませて寝た。