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次の日も、トイレと餌を整えた後、朝食を食べてから出勤した。そんな日を繰り返してから10日経った。
子猫は自ら僕に擦り寄って来た。僕は、それを優しく撫でた。僕に懐いてきた子猫は、トイレまでついてくる。僕を利用してトイレ内をパトロールしてから一緒に外へ出ると、一緒にソファに座った。飯を食べた僕は、テレビを見るのだ。子猫は何気なくテレビの画面を見ている。意味がわかってるのか僕は知らないが、僕はテレビを最後まで観るとスイッチを消して床についた。
子猫が懐くようになったので、僕はとりあえず動物病院へ連れていった。診察の結果は何事も無かった。ワクチンを受け、ノミ取り剤を買って精算すると帰宅した。
子猫はみるみるうちに大きくなっていく。僕と出会った時は掌に収まっていた。それがどんどん重くなって、しまいには3キロくらいになった。
生後9ヶ月になると思春期が来る。猫はおかしな声で鳴くようになった。そして、あちこちで放尿して悪臭が漂うようになった。あまりにも臭いので、僕は猫を去勢することにした。
動物病院に連れられた猫は、数日間入院した。抜糸を済ませた猫は、僕の家に戻った。大人しくなった猫は、食欲旺盛になった。
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