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こうした顛末は、一般的に「ワガママ」とか「人の気持ちが分からない」とかいう風に、
評されるのだろうと思う。
でも、あの時の彼の、屈託のない話しぶりが忘れられない。
そこには彼なりの、確固とした理屈があった。
屁理屈と言われようとも、それを容易に曲げられないのは、
一種の「症状」が影響していたように思う。
彼は確かに、私の立場を想像することが得意ではない。
その性質にはもちろん、難しさが付きまとう。
けれど、今思うことは、あの時
99人の「フツウ!!!」を妄信しなくて、
まあよかったということだ。
少なくとも結果的に彼は、裏切らなかったのだから。
(真っ当な助言をしてくれた友人には心から感謝していることを強調しておく)
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