バツをキミに

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「その……あの…………大好きです」 髪をかきあげるようにして後頭部に入り込んだ手のひらが、円を引き寄せた。円だけを映して煌めいた瞳が、蕩けるように潤んで長い睫毛に隠れる。 3度目のキス。 返事も罰もご褒美も、全部一緒だった。 - 終 -
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