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またすぐ明日会えるのに、なんかこの手を離したくないなって思って「まだ一緒にいたい」って口走る。
そしたら春人が顔を赤らめて、俺もって言ってくれて、見つめあってキスをする。
また明日。約束のキス。
毎日大好きが溢れるこの道で、一人寂しくいる時間は春人のことを思い出してしまう。
今ここにいたら、クレープ食べて帰ろっかって言ってくれるかな。
それとも私のことからかってまたケンカするかな。
涙が溢れる。
こんなに大好きな人の側にいれないこと。
大好きな人を応援してあげられないこと
自分がバカすぎて、呆れてもうどうしようもないほどに悔しかった。
「春人……ごめん」
私は泣きながら家に帰宅した。
それから1か月後のことだった。
春人が第一希望に合格したという話を噂で聞いたのは。
合格……したんだ。
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