34人が本棚に入れています
本棚に追加
抱きしめる力はぎゅっと強くなり春人はしっかりとした口調で言った。
「寂しい想い絶対させねぇから、これからも一緒にいてほしい。これかも俺の側にいて下さい」
ズルい、ズルすぎる。
そんな必死な顔されたら心臓がきゅって音を立てるに決まってる。
私は何度も何度も頷いた。
「大好きだよ、春人」
ぎゅっと抱きつくと温かい。
「俺も廉菜が大好きだ」
ああ、また彼の笑顔が見れた。
これからもずっと一緒。
何があっても一緒に歩んでいく。
大好きを感じた3年間はこれからもまた続いていくんだ。
簡単に言えない”すき”も
零れるように言った”すき”も
泣きながら言った”すき”も
嫌いって言いながら、でも心の中で言った”すき”も全部。
キミといて感じた大切な気持ち。
―END―
最初のコメントを投稿しよう!