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よーたです、 今旅行で神秘的と有名な『メタ森』にやって来て、 遭難しました。
遭難して3時間くらい何もしないでダラダラしてたらお腹が減りまして、 そこら辺に生えてたキノコを食べたんですよ。
すると急に身体が動かなくなり、 気付いたら……。
エリンギになってました。
なぜか。
よーた『どうしよう、 この身体じゃ何も出来ない。 目の前にバッグから出た手鏡が落ちてるだけだ』
手鏡が何故あるか、 それは私が地味にナルシストで疲れたら見ようと思ってたからです。
よーた『あ、 雨降ってきた! アカン! シメジがじめじめしちゃうっ! 』
……エリンギだった。
暫くこのままで居るしかないのかぁ……ああ、 僕の顔美しく……いや顔どこだよ。
よーた『ヘックション! 』
くしゃみ出たけどどこから出た? よく分からないし凄く寒いです。
エリンギのまま死にたくないやーーい。
ん? 何か僕にばかり雨来てね? あ、 木の葉から垂れてきてんだ! つんめてぇなこんちくしょー!
うわっ寒っ!
よーた『ふやけるふやける』
あーあ、 寒い冷たい雨痛い土汚い眠い腹減った。
???「ほえぁ! 雨冷た! ほえぁ! 目に入った! ほえぁ!……」
何か意味分からない驚き方をしている女の子が居るなぁ……身長とか見た感じ、 中学生くらいかな? ……僕どうやってあちこち見渡してんだ?
???「ほえぁ! え、 エリンギが落ちてる……? え、 何これほえぁ! 」
よーた『うっさこの娘……。 しゃがんで見てくるからパンツ丸見えなんだけど。 あと何で森にそんな軽装備? 』
???「食べていいのかなぁ……ん? でも何かバッグ有るし、 あ! もしかしてコレ……」
よーた『この娘何か知ってるのか!? 」
???「誰かの○○○かなぁ。 あ、 違う違う」
よーた『おい、 こら何て事言ってんだこの娘』
???「この森の物食べたんだろ~なぁ、 そしたらバカだなぁ、 この森に素人が入っちゃダメでしょ」
よーた『めちゃめちゃうぜーな。 装備見たらお前の方がこの森舐めてるからな? 素人みたいだからな?』
てか、 この娘猫みたいな耳生えてる!? それとも付けて……あれ? 尻尾も……。
え!? 何者!?
???「よし、 助けてあげよ! 」
よーた『この娘マジで何者……!? 森に詳しいし』
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