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ウアイラＶＳ魔王風な男
「ふんっ！！」
「グボエッ！！！」
超加速した彼女は、神器のナックルをはめた拳で強烈なアッパーを叩き込む
そのまま流れるような動作で、神器の安全靴で繰り出した上段回し蹴りは魔王風の男を滅ぼした
速度そのものとそれに耐える障壁の“創造”による自己加速、使いこなした創造がチートくさい万能属性なのを如実に表す身体強化の上位互換
それは高速を得意とする光の身体強化に勝る
光の属性神の名がアヴェンタなのに対し、彼女の名前がウアイラなのは偶然か
もっとも身体の速度で彼女に劣るアヴェンタは、文字通り光速のレーザーで２体のロキらしき神を穴だらけにしているが
「ほいさっさwwww」
レーザーが貫いた箇所に闇が巣くう、傷口から黒が浸食する
光は、闇なくして存在出来ない
その“定義付け”を付加したこの魔法を仲のよい２人は“お裁縫”と呼んでいる
光の針で、レーザーの終わりに予め付けておいた闇を敵の体内にめり込ませ“縫い殺す”ちょっぴりエグい魔法なのだ
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