昼でも夜でも構いません

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バランスを崩した私を三宅さんが支えてくれた。 「……」何も言わない三宅さんに腕を支えられて、私は体勢を整えた。 「ありがとうございます。あの、私は……本音を言えば……少しは、キスくらいはもしかしたら、あるかもって思ってました。でも、その先は望んでません」 三宅さんの端正な顔が次第にツルッとした蝋人形みたいに見えていた。 「あっそう、だったら俺の本音も聞く?」 「えっ?」 「ふざけんな!」 三宅さんの無表情と大きく乱暴な声に完全にビクついていた。 「俺はさぁ、忙しいんだよ。仕事でもストレスたまりっぱなしでさぁ、プライベート位は、ストレス発散したいんだよ。わかる? 朝倉さん?」 三宅さんが乱暴に私の腕を引いた。
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