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「ん、んんんんん!」
サトル君、変な呻き声したかと思うと
「こ、これうんまい!」
あたしを見て、にぱっと笑った。
すっごい清々しい表情。
いいカオしてるよ、ホント。
「そーりゃ、よかったわねえ」
喜んで貰えて嬉しいってのを照れ隠しして、なんだか意地悪くなるあたし。
もう本当、素直になりなさいよ。
「そっちのも少し食べさせて」
サトル君がフォークを伸ばしてくる。
「い、いいよ」
ううう。
あたしのフォークで食べさせてあげたい。
あ~んって。
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