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この2振の刀はちゃんと鞘から出して使ってやれば人を切ることも出来る。
コイツらには明と宵、両方を使う価値はない。
ただの不良の集まり、族とも呼べない。
今も、ホラ。
明だけを持った俺に一撃でのされてる。
クルクル、明を片手で持ち替えながらうなじを打っていく
ヒラリ、ヒラリ。
襲い掛かる拳を身体を反らせて避け、時に飛び上がり、蹴りを入れ、明で打ち付け、意識を奪っていく。
「ぁ………」
最後の1人の膝が地面についた。
「あは、呆気な。………ツマラナイ」
パチ、パチ、パチ
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