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「さすが、噂の紅鬼様。瞬殺だな。」
紅「お前、ずっとみてたデショ。何?」
この男は俺がまだ捕まってる時よりも前からずっと、物陰で俺達を見ていた。
「何でも無いぜ?ただ、噂の紅鬼が最近いきがってる不良の奴らに大人しく付いてく所を見たもんでな。しかし、流石の腕前だな。そんなモノを使わなくてもこれ位瞬殺できただろ?」
紅「………。さあ?」
めんどくさい、こーゆーの。
こーゆー時はさっさと寝床に帰るに限る。勿論、こいつを撒いてから
紅「サヨナラ。Rilith《リリス》の総長、黒豹こと、月宮朔(つきみやさく)」
Rilithはこの地域でNo.1の族で、民間の人達にも人気がある。
慈善活動とかにもよく参加しているせいだろう。
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