魔王城はここからで

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「ああ、俺の嫁だ。 そろそろあの国で勇者召喚があるらしい。 どの人国でももうすぐ学園に入学する時期だろうしな。 これは、ユキネというのだがそのうち妻にするから名字はまあ取り敢えず良いな。 そんな事はどうでもいいんだが、神がユキネを異世界から連れてきてくれてな。 人国には勇者が召喚されると言うのにこちらには味方がいないのか、と気を利かせてくれたらしいのでちゃっかり俺の好みの者を頼んだんだがなぜか女でなく男だったな。 神に確認されたが好みだったんでな、嫁としてもらった。まあ子供いらないし。 1000年以上もの間俺無しで国も回っていたわけだし、取り敢えずユキネ連れてあの人国行ってくる事にしたからこの国頼んだんだ。」 銀長髪の男はハァっとため息をつくも分かりましたと許可してくれた。 あ、そうそうと思い出したかのように顔を上げユキネに自己紹介をしてくる。 「はじめまして。 私はハールと申します。 一応宰相とかやっておりますが、父親継いだだけなので...、ですが能力はあると思っております。 お困りの際はお声がけお願いします。 私を頼らなくてもあなたの未来の旦那様が、きっと色々やってくれると思いますので、ぜひ青春と恋愛を味わい学校を謳歌してきてください。 勇者は弱いですが甘く見ていると封印はされる時は普通にされます。 ここに良くも悪くも例がいるように無傷であれば良いのですが、私としても引き継ぎや時期魔王選びやとにかく面倒くさい事この上ないので頑張って生きてください。 それで?今からあの人国の学校に届け出も出しに行きますか? そこそこ勉強と、体術魔術がこなせれば新入生として入れるとは思いますよ。 昨日から1ヶ月入学試験受付期間らしいですから。 ちなみにSクラスは学費免除、学食無料、その他諸々色々特典がつくらしいですよ。 魔術体術は難しくても紙で満点近く取れば絶対に入れますので。 陰ながら色々な意味で応援しています。」
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