背番号7番が私の青春を難しいものにしてしまうんです

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「あ、おいっ!待てよ!!」 「あたしの胸キュン返せーーーーっ!!彰の大バカー!!!」 今度こそ、待たない。 だって、あたしは理沙じゃない。 あたしは双子の妹の美沙だ。 私たち四人の幼なじみの恋は、とてつもなくアンバランス。 あたしは、彰が好き。 でも、彰は理沙が好き。 理沙は、透が好き・・・。 「間違えんな、バカーっ!!!!」 校庭を抜けた先に、透が立っていた。 「美沙!」 彼は、間違わずに私の名前を呼んだ。 ゆっくりと振り返ると、彼が私に向けて叫んだ。 「お前が好きだっ!!!」 ・・・・・・青春って、難しい・・・。 END
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