愛される自信を君にあげる

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「あ、あの……」  もしかしてと、口に出そうとすると軽く唇が重なり言葉が封じられた。 「黙って。生理現象だから、これ以上可愛いこと言われたら、理性持たない」  言いながら三条課長の腰が揺れて、あたしの開いた足の間で擦られる。今まで感じたことのない刺激に、ジュッと足の間に濡れた感覚が広がった。  頭の芯がぼうっとなって、もっとして欲しくて堪らなくなる。人には言えないほど淫らな気持ちが、次から次へと湧き上がってきてしまう。 「あっ、あっ、それ……ダメっ」  両方の手で腰が支えられて下から揺さぶられる。いつしかスカートは捲れ上がり、あたしの下着の上を硬く反り勃った屹立が行き来している。  気持ちがいいのに、何かが足りない。腰が重くてジンジンと痺れるような感覚がして、荒く息を吐き出すものの、もどかしさばかりに襲われる。 「なん、か……っ、変になる」 「笑留の蜜で、俺のズボンも濡れてきた。我慢しようと思ってたけど、やっぱりちょっとだけエッチなことしていい?」  早くこの焦燥感をどうにかして欲しかった。あたしは何をされるかもわからず、コクコクと頷いたことを後になって後悔することになる。     
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