愛される自信を君にあげる

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 ジュワッと愛液が泡立つ。内壁がうねり三条課長の舌を締めつけた。羞恥に苛まれながらも、身体中が蕩けてしまいそうなほど熱くなり、腰から脳天へ衝撃が突き抜けた。 「イッちゃう、もうっ……イクぅっ!」  ビクンビクンと腰を震わせながら、激しい愉悦に頭が真っ白になった。 「やっ、待って、待って……英臣さっ……あぁあぁっ」  ヒクつきながら蜜を垂らす秘部に待ったなしで指が突き入れられた。ぐじゅぐじゅと陰道をめちゃくちゃにかき混ぜられて、二本の指が中で拡がる。達した直後の敏感な身体は、新たに与えられる快感に慣れようと指の動きに合わせて内壁が蠢く。  ちゅぽんと卑猥な水音を立てながら指が抜かれた。熱り勃った欲望が蜜壺に押し当てられる。  三条課長は身体を起こしたまま、ゆっくりと中を押し拡げるように腰を進めた。男らしい喉仏が上下に動き、荒々しく息を吐き出す様子が扇情的で目を奪われた。 「いっ……」  しかし、肉壁が拡げられる痛みに顔をしかめると、三条課長の動きがピタリと止まった。ゆるゆると新しく滲む愛液の助けを借りながら浅い場所を何度も擦られる。 「あっ、あ……」  ふたたび訪れた甘い快感に、強張っていた身体から力が抜けていく。痛みで浮かんだ涙が頬を滑り落ちた。目尻にキスが送られて見上げれば、苦しげに息を吐き出しながらも真摯にあたしを見つめる彼の姿があった。     
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