第1章

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次の日、 昼食を取りながらの打合せを終えて、2時に家についた。 ワクワクしながら、最上階に上がり いつもと違う方向に歩いてフェンスを開けて家の前にたった。 高村くんが1人暮らしをしていた家だ 貰っていた鍵を差し入れてワクワクしながら回してドアを開ける。 中に入ると部屋数は隣と同じで3つある。が、リビングダイニングは向こうより狭い。こちらも窓が大きくて、絶景が広がっていた。 壁はオフホワイトで統一してあって、モスグリーンの遮光カーテンがかかっている。 床はダークブラウンで、家具も黒で統一されていて、男のへやって感じがする。 家具の上には埃が積もって白っぽくなっている。 やっぱり掃除が必要だけど、余計な物が無く掃除はしやすそうだ。 寝室に入ると、起きたままの状態で布団はめくれ上がり、クシャとしている。 シーツも変えた方が良さそう。 クローゼットを開けると、引き出しの中に新しいシーツが入っていた。それをベッドの上に置いて、クローゼットを閉めた。 女の気配は何も無く、嬉しくて思わず頬が緩む。 美鈴さんに相談してみよう そう思いながら隣の家を出て、住み慣れた家に帰った。
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