夢ちがい

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  夢違い  今日も また 悲しい涙を 吸い込んで 鏡がくもる 耐えきれぬように 器がわれる    (本当はそんなもの どこにも無いもの    欲しがっている人の魂)    うちとけないのね     聞きわけないの    いいえ 耐えきれないの  散り敷いている 業の花びら             息づいている 獣の静脈 重なっている ダイスのゾロ目 (何時からか) 繁殖しすぎた ネズミたちが入水する   闇のツルギが 刃こぼれている     朽ちた社の 藁葺き屋根に  雑草だけがはびこっている  その正しい霊力を 失っている . image=509608742.jpg
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