再び出逢うのは、秋

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「さっきの人、何だって?」 「火曜日の6時に本厚木駅に集合だって。 場所は後で、座間の鈴本さんから連絡くるって言ってた。 バイト先からそのまま行くから、ご飯いらないよ。」 「そう。分かったわ。 行くならさ、その後の飲み会の日程と場所、決めるから参加者聞いて来てくれない?」 「その後の飲み会?」 「そう。主催側でもやるのよ、飲み会。日曜日なんだけどあんたはどうする?」 「日曜日は1日バイト入ってるからキャンセルで。それにお母さん一緒だし... 『主催者』側と『ボランティア』が同じ場所にいるのはいいけど、 家の中でもそれだからなぁ...」 「それは仕方ないでしょ。わかった。日曜日の方はあんたは不参加ね。」 「バイトあるからね。」 普段から一緒なのに、飲み会まで親と一緒って言うのはちょっと嫌だった。 しかも立場的にも『主催者』と『ボランティア』で分けているのだから、なおさらだ。 カレンダーの火曜日の欄に「厚木 飲み会」と書いておいた。
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