再び出逢うのは、秋

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母親に言われていた「日曜日の飲み会」の話もして、 参加メンバーを聞いておいた。 2時間ぐらいで、2次会へ。 2次会は、完全にスナックのような飲み屋だった... なんだか違和感を感じる。 普段、来慣れない場所だから、どうしたらいいのかわからない。 そんな時「彼」が来た。 「楽しんでる?ってお酒飲んでないじゃん」 「基本的には飲まないですよ。飲めてもカクテル1杯だけなんで... それに、こういう場所、慣れてないからどうしたらいいか解らなくって」 「学生の時に飲み会とか行かなかったの?」 「学校、池袋だったんで...入学してからすぐと卒業前の飲み会しか参加してないです」 「そうなんだ。じゃあさ、今度2人で飲みに行かない?」 急な言葉に驚いた。 彼氏とも2人だけで飲みに行った事がないのに... 返事に戸惑っていると、「彼」から1枚の紙を渡された。 「俺の電話番号。何かあったら電話してきてよ」 「え...いいの?」 「いいよ。だって、君の番号もらってるし、ね?」 そう言われたら、返す言葉もない。 お礼を言って受け取ると、 「お互いの都合がついたら飲みに行こうね」 そういって、手を振ってほかの人のところへ行ってしまった。 あたしは、受け取った紙を見つめながら、ただ茫然としていた...
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