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はじめての別れ
飛鳥が中学に上がる時にはもう既に周りの環境は変わっていた
成績は悪いが、変わっていて面白い、という事か、飛鳥のつるむ相手はあきちゃんやマサコは別格として
クラス内カーストで頂点にいる様な子達、成績も良くスポーツも出来、家がお金持ち、スポーツ万能で明るい人気者、美人でお淑やかで男子に人気のある子、不思議とこのグループにいた
あきちゃんがいなかったらおそらくそうはならなかっただろう
徐々に人と馴れ合う事が出来る様になってきたのだ、あきちゃんのお陰で
しかし、あきちゃんはその年の夏、またお父さんの転勤で川崎へと越して行った、寂しさはこの上なかった
頼れるあきちゃん
母親以上に慕っていた、子供なのに母性の塊の様なあきちゃん、今も忘れてない、忘れようが無い
歪んだ飛鳥の人生を変えたと言っても過言ではない
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