飛鳥 幼少期

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小学生でもクラス内カーストはある スポーツが出来る子、優等生、容姿の優れた子 飛鳥は遺伝性の近眼で小学生から眼鏡だった、兄も同じく、母親は定期的に眼医者に通わせた、なんとか治る様に しかし遺伝性のものは仕方がない、飛鳥と兄は本当に[牛乳瓶の底]みたいな眼鏡を掛ける様になる 益々見た目でとアスペルガー的な行動で飛鳥はヒエラルキーの底辺というよりも ヒエラルキーの外にいた、カースト制度でいう所謂(いわゆる)不可触民、ハリジャン 誰も心配してくれない 誰も触れようとしない - 兄はスポーツも勉強も出来た 飛鳥はスポーツも何もかも興味が無いと直ぐに止めてしまう [出来ない子]は段々と形成されていった その頃は親のいないところで兄の陰湿ないじめもあった、プロレス技はまだいい方で、トイレまで追いかけられ、出てこない飛鳥にキレた兄はあろうことかドアを蹴って穴を開けた 兄にも子供ながらストレスがあったのだろう、母親からの過度な期待、父親みたいになるなという洗脳、兄は兄で両親共に距離を置いていた それでも叱られない、飛鳥の不満は徐々につのっていった 兄は何故 わたしは何故
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