-1-「莇と二方 にて」

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────…エルミャの部屋 このは 「ここで読んでていいかね」 アザミ 「……」 こく このは 「そうか…じゃ、遠慮なく」 ぺらぺら アザミ 「……」 すすっ このは 「…アザミも見たいの?」 アザミ 「……」 このは 「…暇つぶし、って程度か」 アザミ 「……」 こく このは 「そう。ならここ入んなよ。ほら、このはの腕ん中」 アザミ 「……」 ちょこん このは 「よしよし んー…アザミ、確かに冷たいけどな。こうしてみるとほんのりあったかくていいな…」/// アザミ 「……」 くいっ このは 「あ、あぁ。すまんすまん。マンガ読むか えー…うわ、最初から濡れ場か…この作品にしては珍しいな…」/// アザミ 「……」 じー… このは 「ハッ!いかんいかん!お前にはまだ早い! いいか、アザミ。お前とエルミャには健やかに育っていってもらわなくちゃ困る。見ろ、ここら辺の人間を。どうしたらあんなひん曲がった性的成長するわけ?」 アザミ 「……異常?」 このは 「あぁ、あれは異常だぞ。デンジャラスだ」 アザミ 「……正常って?」 このは 「正常?正常な性的成長、か… そうだな…えぇ、少なからず人前で下ネタは言わないもんだぞ。性的な発言ってのは汚らわしく、はしたなく、言うと恥ずかしいことなんだ」 アザミ 「……なんで?」 このは 「それが常識なんだ、この星のな インプットしろ、アザミ。スケベらしきことを言われたら、恥ずかしがるべきだ。嫌悪するべきだ。オッケー?」 アザミ 「……」 こく
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