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────…莇家 庭
アザミ
「……」
なでなで…
ヴァイス
「……」
すやすや
瀬良 アクア
「和むねぇ…」///
御白 みくろ
「君は暇な時いつもそこにいるね。習慣になってるのかね」
アクア
「こういう和やかな風景が変わらずそこにあるってのはいいねぇ。疲れた時も悩める時も、とりあえずここに来ればなんとかなりそうって思える…
あざみくん、おいで!お姉ちゃんたちと遊びましょ!」
アザミ
「……」
アクア
「…い、イヤ?」
アザミ
「……」
みくろ
「…フリーズ。彼はこれに対するリアクションをインプットされていないんだろう
遊ぼうと言われたらとりあえず頷けばいいのさ、少年。人に好意を向けられるは喜ばしいものである。人は喜ばしい行為を進んで行う。よって、それを享受することはごく自然なものなのさ」
アザミ
「……」
こくこく
みくろ
「アクア。彼は身体こそ生身の人間だけど、ロボットとして造られたんだ。ロボットってのは合理的で辻褄の合うようなことしか受け入れないもんなんだからしっかり説明してあげるといいよ」
アクア
「ほー。三段論法でね
あざみくんはジト目のかわいい男の子。かわいい子はモデルの素質がある。よってあざみくんはモデルに相応しい!だからお姉ちゃんたちとお着替えごっこしよ?」
アザミ
「……」
ふるふる
アクア
「拒否されたじゃん!」
みくろ
「単純なロボットじゃないしね。彼はロボットであり人間、人間でありロボットなんだからさ」
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