『SAKURA』

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ああ 花びらに埋もれて 喉の奥まで薄桃に侵され 永遠(とわ)の眠りに就きたい そのまま誰にも気づかれず くち果てたい 桜の花びらが 空も路も染めていく 美しければ美しいほど 悲しくなる 桜サクラさくら… 私を埋めて 私を消して あの人の記憶からも 私を消して あの人が泣かないよう
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