「なにかまってる」不思議はいつもそこにいたシリーズ4

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「うわっ!ぷはっ!」 聖はさすがに驚いて起きる。 なぜなら彼の鼻の辺りに僕のしっぽがあるからだ。 それでも僕は構わず続ける、しっぽアタックを。 「もう起きたって!くすぐったいって!」 分かってはいるけど、自慢のしっぽなのでしばらく続けてみた。 「へっくしょん!・・・・・・すみません・・・・・・俺が悪かったです」 ようやく反省しているようなので、僕は聖から離れてヒトの姿に戻る。 あ、ちなみに元の服を着た姿に戻れるようになったよ。 こちらに来て時間が経ったこともあるし、仲間も増えたことで僕のチカラも安定したんだと思う。 「ニャー」 「うっ!・・・・・・今度はミケ?・・・・・・」 せっかく僕がのいてあげたけど、ミケもお腹が空いているようで聖にアタックしていた。 「さて、まずは朝食を摂ろうじゃないですか。ミケもね」 そうチトセさんが言うとみんなで「はーい(ニャー)」と返事をして食卓へと向かった。 「いや、俺けっこうダメージあるんだけど」 なんていう聖の呟きを聞き流しながら。
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