第2章

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桜が咲いている木の下で、少年は座っていた。 すでに空は暗闇に包まれて、季節外れな少し冷たい風が吹きぬけていた。 桜の花びらが散るなか、おもむろにスマホを取り出した少年。 スマホの画面を数回タップすると、画面が切り替わった。 『Guidance to the special night』というゲーム画面である。 少年はいつものように、tap storyと表示されたボタンをタップする。 すると、一瞬にして少年はこの世から姿を消したのだった。
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