黒猫のケンタ

空

(やまもと）さんは、前田（医療器具販売の社長）と以前入院してた患者が元気になった姿を見せたいと言われね患者が経営する猫カフェに遊びに行った。この男の誘い方が上手かった。いざ猫カフェへ。３０匹くらいの猫がいて、ちゃんと育成された猫はすすり寄って来る。
（（やまもと）さん。）
もと患者はハツラツと言ったさらに
（いや～身体が調子いいと心も調子いいですよ。今日の（やまもと）さんの普段着もいいですね）
ジーンズに紺色のジャンパーの（やまもと）さんにすすり寄って来る猫がひざの上に乗った。
（入院されて頃よりお顔の色もとてもいいですね）
（会えて嬉しいです。前田君、君の会社の方はどうかね？）
元患者は前田に言った。
（はい！おじき（病院の医院長）から紹介された病院などありますからいい線行ってます。）
（（やまもと）さん（とお似合いですよ）
（やまもと）さんを誘ったのは計算通り？ふざけんるんじゃねぇ！おめぇ～さんとは（やまもと）さんはちょっと違うぜぇ！金をつてに威張っている人じゃ」所詮人間性が悲しい心なんだろぜぇ、きっと！その点、ちょっと変わってる（本人は、自分らしく生きてるつもり）（ご主人様）（彼）！が（やまもと）さんにお似合いのカップルだ。同じことを何回もいわれすんじゃねぇ！

家族の者さえとりしまりの出来ないくせに、他人を導く事が出来るわけない。君子ともなると家から一歩も外に出向かなくとも影響力を及ぼす事が出来る。なぜなら家があって親を大切にする事が君子に仕える道似に繋がる。赤ん坊を癒しだすように人民を重いやる。ならば民心からそう繋がらる事はないだろう。ちょうど子供の育て方を学んでから嫁に行く女性はいないようにである。

彼は大根を採ってた冬なのに汗をかき、この寒さのために水蒸気がたってる。今日は大根を使った辛子味のシンブルな大根煮である。ふと身体を休めると流れてゆく雲のように恋も自然と流れるかもしれないが（やまもと）さん、僕はあなたが好きです。空は何も言わずに。