俺が春を好きになったのは……

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「……Everything is special if you are with you」 「え?なに?何て言ったの???」 指輪の内側に刻んだ想いを呟くと、聞き取れなかった彼女が分かりやすいくらいに頭の上に?マークを浮かべて見上げてくる。 恥ずかしくて素直になれない俺が「内緒(ナイショ)!」って意地悪そうに微笑って言うと、彼女は頬を膨らまして拗ねた。 でも……。 「ほら、行くぞ」 俺が手を取って歩き出せば、「もうっ」て微笑みながら許してくれるんだ。
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