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極光剣の刃と刃の、+に荷電した粒子同士が磁石の同極のように弾き合い、実体剣同士のような鍔迫り合いになる――パワーなら、こっちが上だ!
「押し切るッ!」
『させるかッ!』
ガクッ
! シルバーンが剣を引き、勢い余ってオーラムが前につんのめった? その隙にシルバーンが左から背後に回り込んでくる――
「このォッ?」
操縦桿を左のだけ引く! 左半身のみ後退、機体は左回りに旋回する?
ギュルッ――バンッ?
回転の勢いを乗せてオーラムが薙ぎ払った剣を、シルバーンが剣で受け止めた――力ずくで吹っ飛ばす!
ズシャァァァッ?
『強引ね!』
「まぁね!」
体勢を崩しながら着地したシルバーンに肉薄し、引鉄を引いて剣を突き出したまま――
グィッ
両操縦桿のグリップを手前にひねる! オーラムが全身をのけ反らせながら、剣を大上段に振りかぶる!
「はぁッ?」
両グリップを今度は逆にひねって! オーラムが剣を振り下ろす!
ズシャァァッ?
極光剣がざっくり地面に刺さる。粒子の熱が月面の岩を溶かす――
避けられた!
バックステップで避けたシルバーンがすぐまた前に踏み込んでくて、こっちの下がった頭部に剣を振り下ろす――光の刃が目の前に迫って来る?
「う、おお!」
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