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憧れだった都会での生活は、想像していたよりもはるかにハードな毎日で。
君の電話にも、そっけない態度ばかりとっていた。
時々返事することさえも億劫に感じて。
“心配しないで”
なんてたった一言で済ます俺だから、君にはなぜか伝っていないような気がした。
逢えない日々が来ることを怖がってばかりいたけど、喜ぶべきなのか、いつしか強い自分を手に入れていた。
果たしてそれが良かったのか、自分でもよく分からない。
最後まで結局は自分勝手な俺のせいで、たくさん君を振り回して……
幸せに出来なかった。
近くで君を守れなかった。
こんな自己中な俺だけど、今でも君を忘れるなんて出来なくて。
本当に勝手だと思う……ごめん。
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