私の住む小さな街でも

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君は憧れてた街で、今も頑張ってるのかな。 仕事を追いかけるために、君はこの街から離れた。 いつまでも続くと思っていた恋が、見送りの日で逢うことが最後になっていた。 ――『じゃあ、行くね……』 ――「うん!じゃあねっ』 遠距離になるのが怖かった私。 それでも、君の背中を精一杯の笑顔で押したんだ。 叶えてあげたかった。 そう願っていたことなのに…… 毎日が不安でたまらなくて心細くて、時間さえ見つければ君に電話をかけていた。
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