旅のハジマリ

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「……よしっ!」 準備完了! 「半年に一回くらいは帰ってこいよ。」 「うん!」 こうして、私たちの旅がハジマリを告げた。 「さて、国を出たのは良いが、どこにいくんだ?」 けーちゃんが聞いてきた。 「……わかる、よ。」 音羽が光だす。 「たぶん、音羽さんのなかにもともとあったものですから、感覚でわかるんだと思います。」 ……なるほど。 自分でもよくわからないけど……。 「別の星にある。」 「「!?」」 そんなに遠くなのか?という顔で私をみるみんな。 「でも、どうやっていけば良いのでしょう?」 ウタハは困惑する。 「魔法はどうだ?口笛の。」 「(ステッキ)さえあればできるけど、わからないの。」 「この間はできていたじゃないか。」 あのときはなんか、わーってなっちゃって。 「音羽さん。こちらへ」 「ウタハちゃん?」 「あ、私貴方の双子なので、私もオトハなんですよ。」 ウタハについていって、ついたところは大樹の核。 「どうですか、音羽さん。」 「……わか、る。」 パアッ
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