旅のハジマリ

4/5
前へ
/9ページ
次へ
「……つまり、私が光の存在としてうまれたから、その分の闇も、うまれた。それが、聖なる水のある、オウト神殿に封印された、ということね。」 “そうだ。” “それから、これはお前のものだろう。渡そう。”  パァンッ! キラキラ……キラキラ…… 「「「あれは!」」」 「私の真樹……!」 使ってごらん。 「……はい!」 木々よ!友なる奏者を召喚せよ!leaf!!  ! 「……聞こえる。」 ピューっ、ヒューッ  ピーーーーーーーーッ! ザァァァァァッ! 「わあ……!」 「葉っぱだな。」 「けーちゃん!オトハちゃん!できたよ!」 「「うん!」」 “……これを” 「これは?」 差し出されたのは、1つの箱。 “全てを集めるまで、体に戻すのは負担が大きい。 だから、それまでここに。” 「……わかりました。」 “それと、お前には移動魔法が使えるはずだ。集まった真樹がまだ少ないから、あまり遠くは無理だろうが、隣の星にくらいは行けるだろう。” 「……ありがとう……!」 パアッ 「戻ってきたね。」 ここは、大樹さまのところに、行く前の場所。 「じゃあ、」 音羽がいいだす。 「「「行こう!!」」」 「……また、きこえ、る……。」 ヒューッピューッ! ピーーーーーーーーッ! ヒューーーーー! 魔方陣が、てんかいされた。 音に、包まれる。 「感じる全てを、ここに。」 パァァァァァッ
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加