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「これ、すこーるみたいっ!これじゃあまちがけずれちゃうよ!!」
オトハはさけぶ。
「このあめのせいで、作物も腐って建物も壊れ、長いあいだこんな状況がつづいてるんです。」
と火花はいった。
その瞬間、
ガタッ
「音羽?」
突然音羽がたちあがった。
「……いかなきゃ!あのこ、寂しいって、いってる……!」
ダッ!!
音羽は箱をつかむと、外に向かって走り出した。
「まて、音羽!」
「まって、音羽ちゃん!」
「あぶないですわ!」
芸羽、オトハ、火花が続けざまにおいかて、どしゃぶりのなかにきえた。
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