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ほんとに水が欲しいんじゃない
優人さんに触れたかっただけ
優人さんは嫌がらずに私に水を注いでくれる。
それが心地よくて、そんなに飲みたくなくても水を要求する時がある。
すっかり甘え癖がついてる
迷惑かけたくないって思ってるくせにチグハグだ。
食事だって食べさせて貰わないと食べれない。
これじゃあ、働きになんて行けるわけがない。
悲しくなった。
ううん、私は目覚めたばかりだから手が掛かって当たり前だ。
今は優人さんがいないと生きれないから仕方ない。
一日でも早く手がかからないようにすればいい
スープを口に運んでもらいながら、優人さんに感謝した。
食事が終わって、ソファーに移動させてもらい、片付けをしている優人さんに見えないように運動を繰り返した。
「夕貴、お風呂に入ろうか?」
「う…うん。」
目覚めてから、優人さんは抱き抱えるように私をお風呂に入れる。
眠っているときもそうやっていれてたんだそうだ。
私を膝の上に乗せて体を洗ってくれて、自分の体も洗う。頭も丁寧に洗ってくれて、抱っこされて湯船に浸かる。
恥ずかしいけど、今の私は彼に頼るしかない。
元気な頃はどうしてたんだろう?
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