第1章

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「優人さん」 「だから、無理しないで… 今夕貴を抱いたら、優しくしてあげる自信ない。 きっとメチャクチャにする。それほど夕貴を求めてるんだ。 だから、これ以上煽らないで。」 「じゃあ、み、水、水ください。」 「お安いご用だよ。」 キッチンへ行き水の入ったコップを持ってきた。 それを一口含み私を抱き起こし、そっと唇を塞いだ。 温かい唇から少し温い水が少しずつ注がれ、素早くゴクンゴクンと飲み込み 離れて行こうとするそれに力を振り絞って自分の口を押し付けた。 驚き目を見開く優人さん 「き、キスして」 懇願するようにお願いすると、 唇が再び降りてきて、体を支えながら熱を注ぐように激しく深く重なった。 情熱的なキスに体が熱を帯び、痺れるような感覚が腰に広がる。 唇が離れて体を下ろされ私の上から優人さんが見下ろす その目はドキッとするほど妖艶で目が離せない。 「夕貴が煽るからだよ、もう止まらないよ。」 再び重なる唇 パジャマのボタンが外される気配を感じながら 頭まで痺れるような甘く切ない感覚に覆い尽くされて 体は彼の熱を欲しがって止まなかった。
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