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「優人さん」
「だから、無理しないで…
今夕貴を抱いたら、優しくしてあげる自信ない。
きっとメチャクチャにする。それほど夕貴を求めてるんだ。
だから、これ以上煽らないで。」
「じゃあ、み、水、水ください。」
「お安いご用だよ。」
キッチンへ行き水の入ったコップを持ってきた。
それを一口含み私を抱き起こし、そっと唇を塞いだ。
温かい唇から少し温い水が少しずつ注がれ、素早くゴクンゴクンと飲み込み
離れて行こうとするそれに力を振り絞って自分の口を押し付けた。
驚き目を見開く優人さん
「き、キスして」
懇願するようにお願いすると、
唇が再び降りてきて、体を支えながら熱を注ぐように激しく深く重なった。
情熱的なキスに体が熱を帯び、痺れるような感覚が腰に広がる。
唇が離れて体を下ろされ私の上から優人さんが見下ろす
その目はドキッとするほど妖艶で目が離せない。
「夕貴が煽るからだよ、もう止まらないよ。」
再び重なる唇
パジャマのボタンが外される気配を感じながら
頭まで痺れるような甘く切ない感覚に覆い尽くされて
体は彼の熱を欲しがって止まなかった。
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